こべつのキジ


人を死に追いやる“ソーシャル・コミュニティ”

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20歳、お金を稼げる有名ユーチューバー「ケータイは必要ない」

先程のデータの話に戻りますけど、「みんな貧しければ自殺は増えていない」という事は、つまり自分と他人の幸福度を比べて嘆く事が無く、心まで貧しすぎる状態には陥っていないという事でしょう

自殺の原因は、あまりにも複雑ですけど、もし一言で表すなら「格差」です

国全体の自殺の原因のトップは健康問題で、想像すると非常に悲しいです

これも格差、健康な人に対して回復を望めないほどに不健康になってしまった人が、希望を感じなくなってしまった

若者の自殺が多いのは、あらゆる格差に対して大人より敏感だからだとも言えます

大人だって嘆くし、心を病むでしょうけど、大人はフィルタリング機能を強くし、生き残って来た

大人は自ら鈍感になるのが上手になっているんですよね

鈍感だと生き残る、というのも寂しいですけど、前にも書いた様に、実際に成功者は鈍感な事が多いんですよ、自分や、他人の痛みにまでも

若者の中には、鈍感フィルターの性能を上げる前に病んでしまう人がいる

新入社員の早期退職の理由の多くは、幻滅退社だという話もしましたけど、若いというだけで基本的には純粋で、鋭い感性を持ってます

趣味が多様化した、とか言われて久しいですけど、望んで多様化したばかりじゃ無いんですよ

感性が豊かなばっかりに、自分と他人を強引に切り離そうとした結果、個になった、という事も考えられるでしょう

自分を守るために、自分だけの世界を作った、作ろうとした

ネットがあって極端に人と繋がりやすい環境が、逆に人への拒絶反応を引き起こさせてしまった

リアルの人間関係だけにすれば、実は非常に良い心理状態になります

説明して来た通り、様々なデータとして、それは出ています

私が「ネットには何も無い」と言っていたのは、情報が無いという意味では当然無く、お金にならないという事でも無く、真の繋がりは無い、という事

一切無い、と断言します

いやいや親友とかいるよ❓と思う人もいるかも知れませんけど、それは元からリアルの友達だったか、リアルで親交を深めたからです

リアルありき、なワケでして、ネットだけの関係なんていくらいても幸福度を増やしません

それが顧客で、ネットの繋がりが増える=収益が増える、なら意味もありますけど、それはビジネス目線の話で、通常の人間関係の話とは違って来ます

有名ユーチューバーで、結構なお金を稼いでる人が、「Twitter は自己顕示欲の塊が集まった場で、稼ぎを増やすための最初の手段だった、動画で稼げる様になってからは必要が無くなった」と言ってましたし、「自分の趣味には必要ないからケータイは持ってない、電話は公衆電話」だそうです、ちなみに20歳

いくらネットで人気者になったとしても、ビジネス以外で有効な活用法なんて無く、そんな場で大切な繋がりが出来るハズも無く、SNS の確認や面倒な繋がりを増やすケータイは要らない、と思っているに違いありません

私もケータイを持ちたく無いと言っていた時期があって、周りに言われて渋々持ち始めたところ、自分が誰よりもケータイの扱いに詳しくなってしまったという、何ともおかしな話があります

それは置いておいて、そのユーチューバーの人も友達はリアルの人のみ、金儲けのための顧客として割り切るのでも無ければ、ネットの繋がりで人生が良くなるなんて無いと言っていいです(このユーチューバーの人は正直さも高く評価されている)

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